Twitchを始めるミュージシャンの方は、まずアーティストのためのスタートアップガイドを必ずお読みください。
音楽に関するガイドライン
Twitchは、作詞者・作曲者・演奏者など創作活動に関わるアーティストの作品を尊重しています。またクリエイターを支援する会社として、音楽の創作者・所有者・管理者等の知的財産権を尊重すると共に、ユーザーにもそういった権利の尊重をお願いしています。
Twitchで安全に共有できる音楽コンテンツの種類について、不明点が生じる場合があります。以下のセクションは、音楽のどのような使用が許可されているかをより良く理解するのに役立ちます。
Twitchでの音楽の使用
簡単にまとめると、Twitchチャンネルに音楽を含めるのは、自分が必要な権利または権限を有していると確信している場合のみにしてください。Twitchで許可されていない音楽を使用すると、著作権者がデジタルミレニアム著作権法（「DMCA」）もしくは類似の法令に基づいて、または別の契約プロセスを通じて、削除要請を提出する場合があります。権利者があなたのTwitchチャンネルのコンテンツに対してこれらの削除要請のいずれかをTwitchに提出した場合、あなたのチャンネルに対して強制措置が取られる可能性があります。これには、アカウントの終了が含まれます。
通常、音楽配信サービスをサブスクしたり、CDやMP3を購入したりしても、Twitchでその音楽を共有する権利は付与されません。このような購入またはサブスクは、通常、個人的および私的な再生のみを目的としてコンテンツにアクセスするための個人的なライセンスを付与するものです。Twitch配信にそのサービスからの音楽を含める前に、各サービスの利用規約や他の関連する法的ページを確認することをお勧めします。
音楽の具体的な利用態様
以下のセクションでは、よく知られている可能性のある音楽の利用態様と、これらの態様で音楽をTwitchで使用できるかどうか、およびその方法の情報について説明します。
Twitchの配信やオンデマンドコンテンツ(VODやクリップなど)に含めることができる音楽コンテンツの種類の例は以下のとおりです。
- あなたが所有している音楽 – あなたが制作し、かつ、あなたが録音またはライブで実演したものであって、録音、実演、または基盤となる音楽および歌詞に対する権利を含む、Twitchで音楽を共有するために必要なすべての権利をあなたが所有または管理しているオリジナル音楽。レコードレーベルや出版社など、あなたが創作したコンテンツの権利を管理する組織と契約関係にある場合、あなたは、Twitchでその音楽を共有してもその関係に違反しないことを確認する必要があります。
- あなたにライセンスされた音楽 – その全部または一部があなた以外の第三者によって保有されている著作権で保護された音楽（その音楽をTwitchで共有するためのライセンスを、関連するすべての著作権者から付与されている場合）。前述したように、音楽配信サービスを利用するつもりなら、そのサービスの利用規約およびその他の関連する法的事項のページを確認して、そのサービスからあなたに付与される権利の内容を把握してください。
Twitch配信や録画した動画(VODやクリップなど)に含めてはならない****音楽コンテンツの種類の例を次に示します。
- ラジオ局スタイルの放送 – 視覚的なライブの実演がない状態での、録音された音楽のラジオ局スタイルの放送（ただし、あなたがTwitchで音楽を配信するために必要な権利を有しており、かつ、あなたのチャンネルがこのルールの適用除外となることを示した書面による許可を事前にTwitchから受け取っている場合を除く）。
- DJセット – 録音済みの音楽トラックの再生および／またはミキシング（ただし、それらのトラックがあなたによって所有されているか、またはTwitchで共有するためのライセンスがあなたに付与されている場合を除く）。
- カラオケの実演 – カラオケでの歌唱または実演（ただし、あなたがその音楽を所有しているか、またはTwitchで共有するためのライセンスがあなたに付与されている場合を除く）。
- 口パクのパフォーマンス – ストリーマーが所有権またはTwitchでの共有許諾を持たない音楽に合わせたパントマイム、歌唱、歌うフリ。
- 音楽の視覚的描写 – 著作権で保護されている音楽の歌詞、楽譜、タブ譜、その他の視覚的表現（ただし、あなたが所有している音楽、またはTwitchで共有するためのライセンスがあなたに付与されている音楽を除く）。
- カバー曲の実演 – 他者が所有している曲の実演（あなたのTwitch配信での生演奏を除く）。ライブのTwitch配信でカバー曲を実演する場合は、当該曲の制作者が制作したとおりに曲を実演し、他者が所有するインストルメンタルトラック、音楽の録音、または他の録音された要素を組み込むことなく、すべての音声要素を自分自身で制作するよう誠実に努力を尽くしてください。
法律の許可のある使用
Twitchのコミュニティは、クリエイティブで注目を集めるような、時に斬新な方法で、ストリーマーが自分自身を表現する場です。上記のガイドラインを共有することに加えて、当社では、すべての音楽作品が著作権で保護されているわけではなく、著作権で保護された音楽の未承認状態での使用のすべてが権利侵害となるわけではないことに注意することが重要だと考えています。いくつかの例には、パブリックドメインにおける著作物の使用、ならびにフェアユースおよび米国外における類似の法令に基づいて正当な防御が可能な著作物の利用が含まれます。権利者から誤りまたは人物誤認によって削除通知を受け取ったとお考えの場合は、当社のDMCAガイドラインの異議申し立ておよび撤回に関するポリシーを確認することをおすすめします。
措置について
あなたがこれらのガイドラインに違反した場合、あなたのコンテンツは、DMCAガイドラインに基づく音楽権利者からの削除通知および／または参加している音楽権利者向けの報告プロセス（「音楽報告プロセス」）に基づくペナルティの対象となる場合があります。これらの2つのプロセスの概要を以下にまとめています。また、詳細については、DMCAガイドラインおよび音楽報告プロセスのヘルプページでご覧いただけます。
また、ストリーマーが著作権で保護されている音声を含む動画を作成することを未然に防ぐのに役立つよう、Twitchは、クリエイターのVODおよびクリップに著作権で保護された音声が含まれていないかを確認するためのスキャンを行っています。このシステムの概要の説明は以下に記載されていますが、詳細については、ミュートされた音声のヘルプ記事をご覧ください。
DMCAプロセス
DMCAおよび世界の類似の法令により、Twitchのようなサービスは、ユーザーがサービスで著作権を侵害していると権利者が申し立てた場合、一定の措置を講じることが義務付けられています。Twitchは、Twitchが権利者から侵害の申し立ての通知を受け取る方法、クリエイターがこれらの通知に異議を申し立てる方法、侵害している旨が申し立てられている素材を削除する方法、侵害を繰り返す者に関するポリシーに基づくストライキの実施方法を定めるガイドラインを策定しています。このプロセスは、音楽を含むすべての種類の著作物に適用されます。詳細については、DMCAガイドラインをご覧ください。
音楽の報告プロセス
Twitchは、一部の音楽権利者との間で、その著作物を当社のサービス上でどのように利用できるかを定める契約を締結しています。これらの契約は、個別の報告および処理プロセスが定められており、音楽報告プロセスと呼ばれています。このプロセスにより、Twitchチャンネルでこれらの権利者の著作物を不注意または偶発的に使用するクリエイターがより柔軟に対応できます。これらの権利者の著作物がクリエイターによって悪質に利用された場合、Twitchは、初めての違反についてはクリエイターに警告を発し、2回目以降の違反についてはペナルティを課します。また、Twitchは、著作権で保護された音楽を禁止された態様で含むライブ配信を停止したり、録画されたビデオを削除することができるものとします。詳細については、当社の音楽報告プロセスをご覧ください。
自動ミュートまたは録画されたビデオの削除
さらに、当社の音声認識システムが著作権で保護された音声を検出した場合、Twitchは、VODをミュートしたり、クリップを削除したりできるものとします。あなたがTwitch VODで音楽または他の著作権で保護された音声を共有するために必要な権利をお持ちの場合、当社では、あなたのVODがミュートされないようにしたいと考えています。ミュートされた音声について異議を申し立てる方法については、ミュートされたコンテンツに異議を申し立てる方法のヘルプ記事をお読みください。